スポンサーサイト
-- / -- / -- ( -- ) --:--:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 admin page top↑
健聴者によるいじめ
2007 / 10 / 24 ( Wed ) 00:50:21
今日ある聾者と話しをしてびっくりした事がある。
是非聴者の人に読んでもらいたい。

その聾者(仮にAさんとしておこう)Aさんが健聴者を呼ぶ時に手を“パンパン”と叩いて呼んでいる。(ちなみにその聴者は聾者と関わりをもたないので、聾の文化などまったく知らないであろうと思う人)
私が隣に居たので、
「聾者を知らない人はちょっと違和感を感じるかもしれないから、なんでもいいから、声を出して呼んだ方がいいと思う」
と言った。

するとAさんは、「声に自信がないもん」と言った。
私はすごく不思議に思いAさんに
「私にはいつも声を使っているけど、なんで声に自信がないの?」
と聞いてみた
Aさんはどちらかと言うと、いつもニコニコしていてとても明るくて誰にでも話しかけるようなイメージだから、なおさら不思議だった。

Aさんは答えた
 「私の声は動物みたいで変だから」
私は最初意味がわからず、「はぁ?」という気持で「どういうこと?」
とたずねるとAさんは言いにくそうに
 「私の周りにいる健聴者の人はみんな、私の声は動物みたいでおかしいと言う。私は自分の声がわからない。でもみんなが動物みたいと言って笑うから、私は健聴者の前ではあまり声を使いたくない。自信がない。あまり知らない人ならなおさら、絶対声は出さない」
という返事だった。

わたしは唖然とした。というよりびっくりした。
どういうこと?

私はAさんに言った
 「いままで、Aさんは私にたくさん声を使ってたでしょ。私はあなたの声が動物みたいとか、おかしいなんて思ったこと1度もないよ!だから自信ももって大丈夫!!1回もない。1回もない」
と力強く繰り返し言った。

するとAさんは、「本当?」「本当?」と繰り返し私の目を見ていた。
私が「本当だよ」というとAさんは少し目が涙ぐみ「嬉しい」と言った。「本当?嬉しい!」と言ったAさんの表情は今までに見た事がない喜びをかみしめて、静に微笑むとても素敵な笑顔だった。
そんなAさんの表情を見た時、本当に傷ついていたんだなと感じた

Aさんが健聴者によって、そんな痛みを心にもっていたのかと思うと、健聴者である自分が恥ずかしくなった。
何気ない一言がどれだけ傷つけているかを深く知った
そして、五体満足で生まれてた私達健聴者は、「動物みたい」の一言がどれだけ相手の心を深く傷つけ、自信をなくしてしまうほどの凶器の言葉であることに気がつかず、言われても笑ってかえすAさんの深い傷、叫び声に気がつかない愚かな人間である事も残念だ。私もその一部である。

学校問題のいじめや、社会人になってもいじめはある。わざとする
陰湿ないじめがほとんどだ。

わざとではないだろうが、でも今回のAさんの話を聞いて、これは健聴者によるいじめである。と思った。

健聴者が聾者の心をズタズタに切り裂いてしまっていることをもう少し、気がつくべきではないだろうか・・・

この他にも聴によるいじめは数え切れないほどあるだろう

同じ人間なんだから、人間対人間、人としての付き合いをしていけば自然にできあがってしまった、聴と聾の壁はなくなるのではないだろうか。その壁は聴が最初に作ったのだろう・・・



スポンサーサイト
人権 TB:0 CM:5 admin page top↑
無言の差別
2007 / 02 / 10 ( Sat ) 12:09:18
先日ケーキ屋さんでの出来事。

聾の女の子と一緒にケーキを買いに言った。
彼女の年齢は23歳の重複障害者。

ケーキの前で何がいいかな~と二人で色々悩んで見ている。

私たちが入った時は注文を終えたお客さんが2組くらい待っていて、店員さもバタバタ箱詰めしたり、ラッピングしたり忙しそう。

その後も3組くらいのお客さんが続けて入ってきた。

私たちはケーキが決まって、店員さんに注文する順番を待っている。

待っている間も後から来たお客さん達がショーケースの前で色々選んでいる様子。

彼女がショーケースの前に立ったままだったので、
「他のお客さんの邪魔になるから、少し後ろに下がろうね」というと、女の子は素直に
「あ!うんうん」と言ってスススス・・・と後ろに下がった。

ケーキを買うことがとっても嬉しいのか、その女の子は大はしゃぎ。

私たちは手話で色々話している。

その女の子は嬉しさのあまり、ケーキの話で大きな声で笑いながら、手話を使って一生懸命説明している。

女の子は聾だから耳が聞こえない。だから自分の声の調整がわからないのは当然。興奮のあまり確かに声が大きい。

その女の子の声がお店中に響いている。

見た目はまったくわからないけど、その子がしゃべったり、笑ったりする声を聞くと障害者とわかる。

あまりにも声が大きい彼女に私は思わず、大きいから声を抑えてと言おうと思ったけど…

   やめた



店員さんが、「最初にお待ちのお客様ご注文どうぞ」と言われ、

やっと注文が出来ると思ったら、隣にいたおばさんが私の横から注文を言い始めた。

その店員さんは誰が最初だったか分からなかったので、そのおばさんのお注文を聞き始めた。

正直私は一瞬「は?」と思ったが、まいいや…と下がろうとしたら、レジのとこから別の店員さんが、
「最初に待ってたのはこちらのお客さんですよ」と私たちを誘導してくれた。
「ありがとうございます」と思わず言ってしまった。

するとおばさんがびっくりした顔で私を見た。

ずっと私は声を出さず、手話でしゃべってたから、突然私が店員の言葉に反応して「ありがとうございます」と言ったことにおどろいたのかもしれない。

たぶん、私も聞こえないと思ってのかも。
だから、混んでいた中、店員さんに「注文どうぞ」が私たちにはわからないと思って、おばさんは割り込みをしたのかな。
        ちょっと変な考えをしてしまったけど…

無事に注文も終えて、箱詰めを待っている間もお客さんは次から次ときた。
忙しい店だ

さぁケーキも注文したことだし、あとはケーキを待つのみ


新しく入ってきたお客さん、ケーキを色々迷ってるお客さん、ケーキの注文を待っているお客さん。
たくさんの人の中、彼女の声は興奮の真っ只中

エキサイトが過ぎて途中私は「ちょっと声を絞ったほうがいい」と言ったけど、

最初に「声を抑えて」というのをやめた理由は

周りの人の反応があったからだ。

ケーキを待っているお客さん、選んでるお客さん、たっくさんいる中

その目に私は気がついた。

私たちがしゃべっていると、横目でチラ見する健常者。

彼女が大きな声をだしてしゃべっていると、私になんとかしろよと訴える目。

聞こえないの?障害者?という目。

様々な目があった。


    彼女は嬉しいから喜んで笑っているんだよ!
    みんなと同じように、ケーキを買うことに喜んでいるんだよ!
    みんなもケーキは嬉しいでしょ!
    なぜそんな目で見るの?
    嬉しいを表現したらいけないの?


そんな思いから彼女の声をONのままにした。
みんなに分かってほしかった。

きっと迷惑って思ってるかも。迷惑ビームを私に放っていた

でも、うれしいという彼女なりの表現を私はみんなに知ってほしかった。

  四方八方から重い視線ビーーーームを感じる

きっと、その人たちは無言で差別をしていることに気づいていないだろうな。

そういう人に限って
  「私は差別なんてした事も思ったこともありません。差別はよくありません」
て言ってる人、思ってる人なんだろうな

障害者だからかかわらないようにしよう。まったく気にしてないふりをしよう
そんな態度が見え見え。それ自体が差別になってることも気がつかず…

そう思ってる事自体が差別なんだよね。

「横見でチラ。私は気にしてません。」の態度が思いっきり気にしてるじゃん!!
と言いたかった。

やっとケーキをもらって私たちはルンルンで店を出た。

彼女の興奮はまだ冷め遣らず…
ずーっと笑ったままお店を後にした。

ほんの10分くらいだったかな…



偉そうに言っている自分も、きっと気づかないうちに同じような事してるかもしれない。
無意識のうちにしてしまうのはきっとあるかもしれない。と自分自身も気を付けなくちゃ

人の振り見て、わが振り直せって感じかな


わずかな時間と空間の中で、貴重な体験でした




テーマ:つぶやき - ジャンル:ブログ

人権 TB:0 CM:2 admin page top↑
* HOME *
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。